社員紹介

それぞれが国内外に精通する「決済業務」のスペシャリスト

― おふたりの仕事内容について教えてください。

R.S.:
証券管理部債券決済グループに所属しています。証券管理部には国債を取り扱うチームと一般債を取り扱うチームがあるのですが、私は両方経験していて、現在の業務内容としては日本国債や社債といった国内債券の決済業務や、利金・償還金の支払いに関する業務などを主に行っています。

K.N.:
私は外国証券決済部株式代理事務グループに所属しています。海外に上場している外国の株式についての配当金や還付金の支払業務が主な業務です。それと外国の証券を現地で管理している「カストディアン」と呼ばれる保管機関への連絡業務、あとは米国株などについては米国税務当局へ提出する報告書類の作成なども行っています。

― おふたりとも入社以来長く決済業務に携わっていますが、証券業務の中でもかなり重要な役割なのでは?

R.S.:
私が今担当しているのは国債なのですが、お客様の約定日の翌営業日に確実に国債が届く、これって当たり前のことでは全然なくて、そこに至るまでに他の証券会社さんとか色々なやり取りが発生するんですね。それを確実にやりきらないとお客様の手元に渡らない。これは大和証券の信用問題に関わることですし、絶対に止めてはいけないオペレーションである、という責任の大きさはあると思います。

K.N.:
私も実際に4年ほど担当してきた中で感じたのは、一つの業務の影響範囲が実はものすごく広いなと。例えば配当金を支払うことについて、これは最終的には「お客様の口座に正しく入金される」というシンプルな結果があるわけですが、外国証券の場合はそれまでに現地の保管機関と残高の認識を合わせたり、徴収される税率について租税条約などを確認したり、という専門的な知識が必要で、単なる業務の習熟度とは別に知識の幅広さというのも必要だなと実感しましたね。

お互いが思う国内外それぞれの業務の面白さと難しさとは?

― それぞれ国内と海外の決済業務に携わっているおふたりですが、お互いの業務を客観的にどのように見ていますか?

R.S.:
私は国内商品しか扱わないので、外国証券となるとアメリカやヨーロッパなど全世界の商品・市場に関わるっていうのが、ちょっと想像できないくらいすごいですね(笑)英語のスキルはもちろん、世界各国の法律や慣習について知っておかないとなかなか務まらないのではと思います。 なのでそういう意味では個々の専門性の高さというのが重要な仕事で、社内でも特に一人ひとりの守備範囲が広く裁量権も大きい、という印象が外国証券決済部にはありますね。

K.N.:
そのとおりだと思います(笑)
私から見た海外業務と国内業務の違いとしては、スピード感にあると思います。外国証券決済だと、例えばメールを送っても時差があるので返ってくるのは次の日とかが普通なんです。でも国内は当然同じ時間軸で仕事をしているので、証券管理部のレスポンスの早さはものすごいなと思ってしまいますね。
あとは国内だと上場だったり、そういう証券がらみのイベントに対して関わっていくことも多いのかなと思います。

R.S.:
おおむね合ってますね(笑)先ほど業務のスピード感についてメールの話が出ましたが、例えば午前中にメールを送って昼ぐらいには返信が来ないと、「見ていないんじゃないか?」と心配してしまう、というくらいの感覚ですかね。
あとは私が現在債券しか担当していないので自分自身は関わりがないですが、株の決済を担当しているグループではまさに上場とか株の権利確定とか、そういったことを凄く意識して業務をしていると思います。

より高度な知識と経験を糧にプロフェッショナルを目指す

― 今後のキャリアについてはご自身でどのようにお考えですか?

R.S.:
うちの会社はよく「プロフェッショナルになる」という感じの目標を立てることが多いんですね。そう考えると、私は入社してから5年近く決済業務に関わっていますが、まだまだプロになれたとは言えないなと。決済業務をもっと突き詰めていきたいですし、ゆくゆくは今まさにK.N.さんがやっているような外国証券の決済業務も経験して、決済事務担当として幅広く何でもできるような人材になりたいですね。

K.N.:
私も外国証券だけではなく、R.S.さんが関わっている国内債券の仕事にも興味があります。それは純粋な知的好奇心として知りたいというのもありますし、キャリアの面で言えば今後マネジメントを担っていくようになると、今よりもっと知識の幅広さが必要になってくると思うんですよね。

R.S.:
うちの会社のマネジメント層は、K.N.さんが言うように業務知識の幅広さも深さも当然重要ですが、人間性もすごく良い人が多いと感じます。私は新卒で入っているので他の会社のことはよく知らないのですが、入社前って「上司=怖い人」というふうに思っていて(笑)でも実際はそんなことなく、優しい人が多いですね。

K.N.:
それは私も思いますね。普段から色んなことをすぐ教えてくれたり、イレギュラーなことが起こってもすぐ対応できる。それは業務の背景まで深く理解していて知識も豊富であることの証だと思いますし、なおかつメンバーのフォローもしっかりしてくれるので、素直に尊敬できる部分です。今後私ももっと上の年次や役職になっていくには大事にしなきゃいけないところだなと思いますね。

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